シンゴ旅日記インド編(その27)問題ない問題の巻

日本は個人も国も何故か『すみません』『ごめんなさい』と言うのが好きな国です。 いろんな国に出張したり、住んだりしてよく経験するのが、どの国の人も約束の時間を守らない、レストランで注文した料理が違って出てきてもすみませんと言わないことです。 そして、問題があるのにどこの国の人も『No problem』という言葉を使います。   タイのレストランで、ウエイトレスがトム・ヤム・クンのスープを持って来て、テーブルに置く前に私のズボンの上にスープを少しこぼしてしまいました。 タイ語で『コー・トー・カァー(すみません)』と言うかと思ったら『マイ・ペン・ライ、カァー』でした。 マイ・ペン・ライ=No Problemなのです。 オイオイ、君にとってはマイ・ペン・ライでも私にとっては問題ありなのですよ。 この国は女性が話す時は接尾語を付けて『カァー』と尻上がりに発音します。 すると、こちらは彼女たちの笑顔を見て何でも許してしまいます。 なお、男性は言葉の後に『カッ(プ)』をつけます。   インドネシアでは『ティダ・アパ・アパ』です。 ゴルフをインドネシアで覚えました。 私の打ったボールは大きく右にそれてブッシュに入りました。 前に進んで行くとキャディさんがボールがあったと言いました。 そして私の目の前でフェアウェイに手で投げて入れてくれました。 ノーぺナと言います。本当?コレって2打罰じゃないの? 返ってきた言葉が『ティダ・アパ・アパ』でした。   韓国では『クンチャナヨー』です。 初めて韓国に出張で行った時、昼間の会議は英語でした。苦労しました。 夜になって食事会となり、相手の韓国の人から『今日はお疲れ様でした。』と流暢な日本語で 話しかけられ、その後は日本語で酒盛りでした。 昔は韓国の人が仲間の前で日本語を話すことは日本の犬と見られていた時代の話です。 今は違うのでしょうね、韓国の人が日本の演歌を歌っても『クンチャナヨー』でしょうね。   中国では『メイヨーカンシー』です。 よその国に平気で入って来て、事実上自分の国土にすることは昔からの方法なんでしょうね。 コレって国際問題ですよ。でも、きっと彼らは言うのでしょうね。『メイヨーカンシー』って。   インドではクビを横に器用に振り振りして言います。『ノー・プロブレム』 よく日本人の間で言われます。『プロブレム ノー・プロブレムが プロブレム』 丹羽 慎吾