シンゴ旅日記インド編20 プネの我がアパートの巻

私の前任者が奥様と二人で住んでいたアパートに入りました。 インドでは日本や、タイとはいろんな意味でアパート生活が違います。単身ですので休日は炊事・洗濯・アイロン掛け・床掃除と結構『主夫』仕事があるのです。 スイッチ:『主夫』にとって必要なのはまずスイッチとコンセント。今までの国のコンセントとは形状が違います。 スイッチは縦型スイッチです。下を押すとON、上がOFFです。 コンセントの差込にも電源の入れ切りのスイッチがその横についています。コンセントにアイロンのプラグ差すだけでは熱くならないのです。 よってスイッチの数が多いのです。どれがどれだか分りません。 ここのアパートのオーナーは蛍光灯がないのに配線だけしてします。そのため点かないスイッチの数が増えるのです。 あまりにスイッチの数が多いので常時使うところは前任者の奥様にステッカーでどの電気製品を使うのか書いて貼って帰国してもらいました。 鍵をかける冷蔵庫:これがうわさの韓国のLG製冷蔵庫。鍵穴があるのです。見えますか? どうして? インドだからです。 奥様がつまみ食いする? 旦那がビールを飲み過ぎる? 本当はメイドが信用できないからです。 こんな発想は日本人では出来ませんね。韓国のメーカーは研究し尽くしているのです。技術は日本に任せて、その国で売れるものを作っていくのです。 日本ってありますよね、ボタンの多いリモコン。そのようなものはインドでは要りません。 まずンドは一日中暑いのでリモコン不要です。それもあるのです。韓国製です。 ゴミの処理:前任者からどこに捨てるのかはっきり聞いていませんでした。運転手はドアの外においておけば誰かが持って行きますと言っていました。しかし、まさかと思い最初はゴミを部屋の中に溜めていました。 しかし生活していればゴミは溜まるもの。ある朝にビン、缶の入った箱と生ごみ一袋、紙くず二袋をドアの外に置いて出勤しました。 帰宅してみるとなんと本当にすべてなくなっているのです。生ごみもですよ。 マジックですよね。本当に。 お母さん、私のあのゴミどこへ行ったのでしょう。(古いギャグでごめんなさい。) 蚊取り、蝿取り機器:電気蚊取り線香です。 下部のボトルに液体が入っておりコンセントに差すと蒸発します。 各部屋のコンセントに用意してありました。下のボトル部が詰め替え用になっています。 日本にもありますか? これラケットではありません。 その名も『Electronic Mosquito Trap』 です。取手部のスイッチを押すと電流が流れます。 飛んでいる蝿・蚊をラケットのヘッドで追いかけ接触させるのです。 蝿・蚊が電流に感電してイチコロという次第です。 その時にバチバチと音がします。これタイにもありました。タイではMade in Chinaでしたけど。 アパートのものには原産地が書いてありませんでした。 きっとインド製でしょうね。充電式です。 一番下にコンセントへの差込が出るようになっています。赤いポッチは『ON-OFF』です。 日本には昔、粘着テープを天井からぶら下げた蝿取り紙や、天井に止まった蝿を先がラッパ状になった筒で押さえ、筒を落ちてくると底には水の入ったフラスコが点いている道具がありましたよね。 ちゃぶ台の上には折りたたみのネットが、えっ、ご存知ない。失礼しました。 丹羽 慎吾

シンゴ旅日記インド編7 プネの結婚式の巻

一週間前の南インドの盛大な結婚式出席に続き、私の住むプネでも結婚式に出席しました。日本から出張で来ていたインド人社員も一緒です。今回はこじんまりした感じでしたが、これも良かったです。 小さな鋳物工場の息子さんの結婚式です。お父さんが好々爺で私たち日本人参加者を下にも置かぬ扱いでした。 昼間の結婚式でした。銀の容器に会社名を記入したものをお祝い品として持参することにしました。そして式に向かう途中にブーケを買いました。 そのため10時30分開会でしたが到着が30分遅れました。 当然ながら(?)結婚式はまだ始まっていませんでした。 会場は大き目の家の中庭に屋根をつけたような感じでした。150人位が座れる椅子を並べ正面に舞台が設けてありました。 舞台の垂れ幕にはヒンディー文字で新郎と新婦の名前だけ書いてあります。質素です。会場の入り口で新郎の弟さんが色のついたお米をお盆に入れて参加者に渡していました。そのお米は式の途中で新郎新婦めがけて投げるのだといいます。 私がカメラボーイ(カメラおじさん?)よろしくあちこち写真を取って歩いていると、新郎のお父さんが寄って来て入り口に向かった新郎を撮れと言います。その新郎の後を追います。 そこで少し儀式を行って新郎は舞台に戻るのですが、なかなか新婦が現れません。 式が始まりません。我々は4時から他にアポあるのでちょっと遅めの進行が心配です。人の良いお父さんは我々をいろんな人に紹介してくれます。 そんな人たちに挨拶していると新婦の入場です。 式が始まりました。新郎新婦が舞台に上がると二人の間に布がたらされ仕切られました。そして傍の人が声高らかに何かを歌い始めました。 新婦の手を見ると入れ墨みたいな模様があります。 どこかの部族か? そういえば出張先からプネに戻って来る飛行機の中でも同じような入れ墨した女の人たちがいたことを思い出しました。インドにもまだいるのか入れ墨族? 詩吟のような、コーランのような歌はなかなか終わりません。布も二人を引き裂いたままです。 歌の途中に数回に分けて参加者が入り口でもらったお米を新郎新婦に向けて投げつけます。歌が終わりました。布が下ろされました。 二人がお互いに花飾りを首に掛けます。そして二人は舞台の上に腰をおろして座りました。 介添え人が器に入った水のようなものを二人の眼に塗ります。目をハンカチでぬぐう新郎、水だけではないようです。 それが終わると参加者が壇上にあがり新郎新婦にお祝い品を渡し挨拶します。 私も写真を撮るため靴を脱いで舞台に上がっていましたが、一旦舞台を降りて挨拶の列に向かうため靴を履こうとしました。しかし参加者が投げつけたお米が舞台上に散らばっており、それが靴下にくっついて払い落とすのに四苦八苦しました。結局、全部は払い落とし出来なくてそのまま靴を履きました。変な感じでした。 それでも列に間に合い同行者と一緒に新郎新婦にお祝い品と花を渡しました。 しばらくすると新婦は一旦退場しました。お色直しとのことです。 お嫁さんの持参の品が舞台の袖に飾ってあります。 その間に昼食です。 お父さんが付きっ切りで椅子を用意したり、料理の追加を持ってきたりしてくれました。そして出席者に我々を紹介してくれたり。感激です。 私は料理を食べるのが楽しみで結婚式に参加しているようなものです。 真ん中上の緑の汁は、豆が原料です。結婚式の時にしか作らないといいます。美味しいです。何杯もお代わりしました。 今回もベジです。お肉類は一切ありません。 先ほどの新婦の入れ墨について食事中に隣に座った現地の人に聞きました。あれは入れ墨でなく印刷ですよ、2-3日で落ちますよと説明してくれました。そしてその印刷刺青のことをメンディというと教えてくれました。 私は刺青をする種族だとばかり思っていましたのでホットしました。 そうか、飛行機の中の人たちも知り合いの結婚式に参加するために印刷していたのですね。 食事を終わるとお色直しした新郎新婦が舞台にいました。お別れに一緒の記念写真を撮りました。 帰りがけに本社から来たデリー出身のインド社員が、どうしてこちらでは結婚式に踊りがないのかと不思議がっていました。 北インドでは結婚式では踊りが付き物とか。同じインドでも『ところ変われば』ですね。 赴任一ヶ月で2回も結婚式に出席できました。 そして、私の運転手はチェンナイで結婚するため帰省中です。帰ってきたら来月プネで披露宴をします。これにも招待されています。 またベジの美味しい料理食べれるかな。でも、私の運転手はキリスト教なのです。 どんな料理が食べられるのか楽しみです。