今日の散歩道(34)~じゃがいもの花:天空の農園~

入社同期で50年余もの友人、彼は生涯現役の意気込みで米国で飲食事業を意欲的に店舗数拡大に取り組んでいますが、 一時帰国して大阪に行くので飯でも食いましょうと連絡あり。 この暑さにも関わらず、懐かしい美々卯のウドンすきを食べたいとの事でお付き合い、コロナ騒動以降は大阪中心部に出ていくのも尻込みしてしまい、たまに出掛けても用事が済むとトンボ返りばかりで、私には久し振りの食事でしたが、空調もよく汗まみれになる事なく、鍋料理を堪能しました。 食事後は酔い覚ましを兼ねて、同じノースタワービルの屋上にある「天空の農園」で心地よい風を感じながらの一休み。 「天空の農園」は季節に応じた果樹・野菜を栽培していて、JR大阪駅の上層でありながら、農作物に囲まれた静かな環境の場所になっています。 果樹ではアンズが色付き、ブルーベリーの実も膨らみ、葡萄は花期が終わったばかり。野菜類ではカボチャ、ナス、ピーマン、サツマイモ等様々の物が栽培されていて、片隅にある水田では間もなく田植えも行われます。 野菜畑の中で一番目についたのが写真のじゃが芋、ちょうど花の最盛期で、花の色からみて男爵イモやメークインではなさそうです。 紫色が濃い花なので品種としては、最近人気が出て来た「インカの目覚め」、もしくは「ピルカ」だろうと思います。 一般的な園芸花卉類はなく、大阪のど真ん中で眺望の良い、この様な農場は田舎出身者の私には、心の安らぎを感じる場所になっています。 山仲春男

今日の散歩道(31)~栴檀(センダン)~

野暮用が有って、久々に大阪の中心街に外出、コロナ問題で各種の飲み会やOB会等全て中止に成っているので、 中心街に出掛けるのは3月以来、今年2回目なので少し地下街で迷ってしまいました。 最寄り駅迄の途中にある栴檀(せんだん)の大木が一杯に花をつけていましたが、特段の香は漂っていません。 「栴檀(せんだん)は 双葉より芳し」の諺は古来から良く知られています。 その意味は「大成する人は、幼い頃からすぐれている」ですが、これは平家物語で、誤って広まったもので、その実態は全く異なったものです。 本来栴檀と言うのは、発音が良く似ているインドなどにある熱帯性の常緑樹「白檀―びゃくだん」を意味し、日本には、白檀の木は生えていません。そして白檀の木は、香木としてしられますが、その若葉は全く香りが有りません。 日本に自生する栴檀は、棟―オウチと呼ばれるもので、インドにある栴檀/白檀とは全く別種のものです。 日本の栴檀は、秋にはオリーブの小型の様な実が成り、小鳥が啄んで糞として放出、周辺には実生の若木がアチコチにそだっていて、何度も若葉を揉んで香りを嗅いでみても青臭い匂いがするだけで、古来からの諺を長年に亘り不思議に思っていました。 近年に成って、古来からのこの諺が、間違いだらけのまま伝わったと知って納得した次第です。   山仲春男

今日の散歩道(30)~ゼラニウム:花咲じじい~

いつものルートを一巡して自宅に戻る前に、マンションの小公園の入り口に鮮やかな花が咲いているので、撮影していたら長靴と作業着姿の花咲じじいが登場、Gさんが今日の作業終了と公園から出てきました、連日公園に入り、大きな青虫に成ったかのように動き回り、昼食前まで作業を続けています。 Gさんは私と同年配で同じ棟の3フロア―下に住んでますが、勤務の時間帯が違ったのか、仕事をしていた頃に同じエレベーターに乗り合わせた記憶も有りません。 余程花卉栽培が好きなのか、退職を機に、ナンキンハゼ 樫 プラタナス イチョウなどの植木だけしか植わっていなかった小公園の遊歩道周辺を、すっかり花壇に変身させてしまいました。 最初は遊歩道の両サイドに紫陽花の植え付けからスタート、近辺の公園や個人の住宅の庭に咲いている紫陽花の色を見て回り、花期終了後の剪定の時に穂先を貰って来て挿し木で増やし、今では30メートルぐらいの遊歩道の両サイドは彩り豊かな紫陽花が植わっています。(タイミングを捉えて、追って今年の紫陽花を紹介します) 毎日ご苦労さんですねと言うと、「ペットの世話と違って、花の世話は自分のペースで作業できるので、楽なものですよ、ただこの時期は次々と雑草が繁ってきて、除草はモグラたたき状態なので大変ですね」との事。 鉢植えの植物は、ゴミとして出せない為に、転勤などの時に処分依頼で次々とGさんの所に持ち込まれ、それを工夫して花壇に植えつけして彩りが増えています。 添付写真のゼラニウムは,8年ぐらい前に引っ越し処理で持ち込まれた小鉢だったようですが、今ではこの様に見事な姿に成って目を楽しませてくれています。 山仲春男