今日の散歩道(94)~スベリヒユ~

畑作業を少しでも経験した人、或いは草むしりをした人なら、誰もが知ってる繁殖力の高い迷惑な雑草です。 世界中の温帯に分布し、日本では日当たりの良い場所で、地を這うように幹を伸ばし、多肉植物の様な肉厚の葉をつけて、除草しようとすると抜けきれないで残った茎片から新芽を伸ばしてきます。 花を咲かせるのは、午前中の短時間で黄色い小さな花をつけます。 東北旅行の折に、この厄介者が、道の駅で販売されているのを見てビックリ。迷惑な雑草のイメージしか無い物が、山形県の山間部では、なんと山菜の扱いとして食される人気の「ソールフード」との事。 茹でて芥子醤油や酢味噌和えで食べるほか、ゼンマイの様に乾燥させ保存食として煮物で食べるそうです。 東北他県では、このスベリヒユを食べる習慣は無いようです、その理由としては。 江戸時代に藩政改革で知られる名君・上杉鷹山が倹約の為に領民に食べる事を推奨、実際に口にすると野草独特のエグミや雑味も無くて美味なので「ひょう」と言う呼称で呼ばれ食文化として根付いたとの事。 また、地中海の一部地方では、古くからサラダとしての食用習慣が有るそうです。 身近にある食材ですので、気が向けば試食されては如何でしょうか。私はまだ口にしていませんが。 山仲春男

今日の散歩道(88)~アメリカリョウブ~

いつも通ってるルートに、古くからのお宅が並ぶ一角があり、一番大きなお宅の住人は大変花好きな様で、時期に応じて旬の花を通行人に楽しんで貰うために、門前に並べてくれています。 門から覗き込むと庭先は鉢物とプランターが大量に並んでます。 今まで何度かこの門前の鉢物を写して、今日の散歩道で紹介していますが、今日はこの鉢物を並べていました。 葉の形状がアジサイそっくりなので、その一種かと見受けましたが、家人の説明では、ハンノキ属の落葉低木でアメリカ東部の湿地 沼地 森林の小川沿いに自生して、花の少ない夏に白やピンクの花をつけ、ジャスミンの様な芳香があり、鉢植えで楽しめるので、近年日本でも人気が出て来た花木とのこと。 帰宅後、ネットで調べてみました。 このリョウブの一種は、本州以南の山地に広く自生していて、アメリカリョウブに似た形状の白い花をつけますが、こちらは10メートルに届くほど大きく育つようで、鉢植えは無理でも、庭木として植える場合は有るようです。 江戸時代の大飢饉の折には、「リョウブ飯」と称して、このリョウブの新芽を穀類に混ぜ込み増量目的でつかっていたとか、不味くはないが、美味しくもないそうです。 山仲春男