今日の散歩道(72)~ランタナ~

小さな花が花束の様に集まって咲き、開花後は時間が経つと、次第に花色が変わり(和名は 七変化) 見た目が愛らしい綺麗な花で、最近は思いもしない様な場所で、花を咲かせているのを目にする機会が増えました。 黒く熟した果実を小鳥が食べて放出した物が、あちこちで発芽し、水分の少ない土壌でも、旺盛な繁殖力で繁殖域を拡げています。 元々は南アメリカ原産ですが、今や世界中に帰化植物として定着している様です。 ネットでランタナを検索すると、予想以上の件数が並んで居て、それらに共通しているのは「植えては、いけない花」との文言です。 国際自然保護連合が「世界の侵略的外来種ワースト100」に指定。 日本では環境省が「要注意外来種生物リスト」に、指定しています。 鉢植えの場合は、ある程度制御できますが、土壌に植えつけて「シマッタ」と、思っても、根っこをしっかり張っていて、根こそぎの駆逐は難しく、部分的に残った根っこから旺盛な繁殖力で、また復活してきます。 しかも根っこから放出する特殊な物質が在来株を駆逐して枯らせ、自分だけ栄える厄介な植物です。 従って、予期せぬ場所で、このランタナを見つけたら、植木保護の為早急な駆逐を心掛ける必要が有ります。 山仲春男

今日の散歩道(64)~ヤナギバルイラソウ~

2年前いつも通っている小川の橋の上から、水辺のコンクリートの隙間に育っているこの植物を見つけ、花や姿から、上流から流れてきたムラサキツユクサが根付いたものと思ってました。 それが昨年は繁殖域を広げて、よくよく眺めるとムラサキツユクサじゃない事がわかり、どう見ても日本の在来種でも無さそうなので、頼りとする鎌倉在住の友人・生物の大先生に写真を送って聞いたが解らず。 よほど繁殖力が強いのか、今年は更に群生域を広げた、それがひょんな事からこの植物の和名が判明した、「ヤナギバルイラソウ」との事。 葉っぱが柳の葉に似ているのがヤナギバと、成った理由とか。 名前が判明したので、図鑑他で調べたところ、この植物はメキシコ原産の宿根草で、50年ぐらい前に沖縄米軍基地に入り込み、今や猛烈な勢いで繁殖域を広めて、関東以西で野生化しつつあるらしい。 水辺のコンクリートの隙間等に根を強く張るので、除去は困難、除草剤でも根っこが生き残り再生するとの事で、しかも花が終わった後、鞘に入った種を物凄い勢いで四方に撒き散らすとのことです。 生態系への影響が懸念されており、環境省の生態系被害防止外来種リストに入っている、駆除対象の植物です。 夏場にナスの花に似た青紫色で5弁5センチ弱の一日花が次々と咲き続け、一見綺麗に見える花ですが、軽い気持ちで植え付けたりせず、地植えは特に危険な植物との認識で扱うべき植物の様です。 山仲春男