今日の散歩道(47)~栗の花~

古来より「桃・栗3年 柿8年」と言う諺が知られていますが、栗の木は実をつけるまで最低3年かかります。 但しあまり早い時期から実をつけさせると木の成長に好ましくなく、摘果して木の成長を促すのが正しい栽培法です。 そして10~20年位の成木期(盛果期)が、最も実りが良く、栗の実も立派なものが収穫出来ます。 梅雨を前にしたこの時期、買い物で出歩くルート沿いの休耕田に植えられていた栗の木が、一斉に花をつけています。 栗は雄花・雌花の両方が房の様な状態で咲きますが、中々受粉しずらく結実しないので、植える時は1本だけでなく、 何本かの混植が必要です。(サクランボの佐藤錦やナポレオン種と同様) 花の香はきつく精液に似た独特のもので、それにつられて昆虫類が集まります。 添付の写真で受粉結実した物を拡大して探してみました、もう少し日数が経過すると、栗のイガの様に成長するのですが。 写真の左上に、茶色く変色した雄花が集まっている所があり、そこから少し上の枝先に金平糖の様な形状の緑色の物が左右に1個ずつ付いているのが解りますかね、受粉が終わった栗のイガの赤ちゃんです。 雄花はこの後、茶色に変色して落下し肥料になります。 栗の実はどんなものかは誰もが知ってると思いますが、花が咲いてこの様な受粉段階のものは、田舎育ちの者しか知らないと思いますので紹介してみました。 山仲春男

今日の散歩道(37)~ザクロ~

買い物に行くルートで、周辺を見渡して歩いたが、もう目新しい物は見つからず、そろそろ花はネタ切れです。 自宅に入る前に別棟の片隅にザクロの樹が、植わっていたのを思い出し、漸く対象物が見つかりました。 子供の頃の田舎には学校 お寺 役場等に植わっていて、自然物を口にするのが習慣となって居たので、種ばかりの果実ですが晩秋の頃の、ささやかな楽しみでした。 ザクロは西南アジアから中東が原産で、日本には朝鮮半島経由で伝わったもので、固い殻のうち側には大量の種が入っている事から、子孫繁栄・豊穣の象徴として縁起の良い木として、古くから栽培されていました。 また「紅一点」と言う言葉が有りますが、一面の緑の葉っぱの中に一輪の紅色の花が鮮やかに咲いている光景を古代中国の文人が、紅一点と詠んだのが語源となったそうです。(生憎写真はピンボケ) 果汁に含まれる成分のエストロゲンが抗酸化作用で、特に女性に効果的だと、「みのもんた」がMCの「思いっきりテレビ」で とり上げたことから、ザクロジュースの異常なムードの盛り上がりとなり、小売店や製造メーカーの在庫がなくなり、産地国の濃縮在庫を各社が競って買い求めて騒動に成った事がありました。あれから20年余経過、一過性のブームはもはや痕跡も残っていません。 山仲春男

今日の散歩道(12)みかんの花~有用植物利用法(60)~

朝から強い陽射しが差し込んで気温が上昇、午後には夏日となるようで・・・・・・ 陽気のせいもあるのか早くもミカンの花が咲き始めました、例年より一週間以上も花の時期が早まっているようで、 鼻を近づけると甘い柑橘系の香りが漂っていました。 この花を見ると、子供の頃に覚えた「みかんの花咲く丘」のメロディーが反射的に心に浮かんで来ます。 「みかんの花が 咲いている 思い出の道 丘の道~」 皆さんも同じかと思います。 札幌の大通公園のトウキビ屋台も、4月23日から始まったようで、季節は着実に初夏に変わりつつあります。 山仲春男 ____________________________________ 《参考:Sugimoto Chieko・ソフィア》 *みかんの花言葉:意味と由来 花言葉:『純潔』『清純』『親愛』『花嫁の喜び』 「純潔」「清純」の花言葉は、初夏に咲く白い花のピュアなイメージを表したものです。「親愛」「花嫁の喜び」は、同じ柑橘類のオレンジの花が、ヨーロッパで「花嫁の守り神:とされていることに由来します。また、風水では、みかんの樹を家の西側に植えると、金運や仕事運を高めるといわれています。 *みかんとオレンジの違い みかんとオレンジの違いは、いくつかあります。みかんの方が皮が薄くむきやすい、種がない品種が多く、オレンジにはない「シネフィリン」という風邪予防に効果的な栄養素を含みます。 一方、オレンジは、皮の硬さと分厚さがあり、みかんよりも濃厚な味と香りをもっています。そのため、ジュースやジャムなどによく利用されています。 *みかんの効能 1、血行の改善 みかんの主な栄養素は、ビタミンA・C、ペクチン、ヘスペリジン、葉酸、カリウムなどです。ヘスペリジンは、別名「ビタミンP」とも呼ばれるフラボノイドの一種。ビタミンCの働きや吸収を助け、毛細血管を丈夫にして血流を改善する働きがあります。 2、風邪予防、下痢の改善 水溶性食物繊維のペクチンは、血糖値の急な上昇を防ぎ、コレステロールの吸収を抑える成分。消化管の壁に貼りついて胃の消化を遅くするので、糖尿病や肥満、高血圧といった生活習慣病の予防に効果的です。これらの成分はみかんの果皮の部分に多く、果肉の部分と比べるとペクチンが約4倍、ヘスペリジンにいたっては約10倍も含まれています。 また、温州みかん系の柑橘類にだけに含まれる成分として、シネフィリンというものがあります。気管支を広げる作用をもち、のどからくる風邪の予防に役立ちます。 *みかんの種類・産地……温暖な地域で取れる「温州みかん」   一般的に「みかん」と呼ばれるものは、正確には「温州みかん」というものです。 大きく分類すると「早生品種」と「普通品種」に分けられ、細かくは「宮川早生」「青島温州」などさまざまな品種があり、「紀州みかん」「三ケ日みかん」「愛媛みかん」など産地名がブランド化しているところもあります。「温州みかん」と「温州」の文字がつくところからも分かるように、気候が温暖な地域でおいしい「みかん」が採れます。 *みかんの栄養価……約6つで1日分のビタミンC *機能性表示食品としてのみかん……骨の健康に役立つ成分も含まれる   みかんは「機能性表示食品」のひとつです。みかんに含まれるβ-クリプトキサンチンが骨の健康に役立つとして表示が許可されています これは、温州みかんに豊富に含まれているカロチノイド色素の一種であるβ-クリプトキサンチンが「骨代謝のはたらきを助けることにより、骨の健康に役立つ」ということで許可を受けています。 β-クリプトキサンチンはプロビタミンA、すなわちビタミンAの材料だと考えてよいでしょう。β-クリプトキサンチンには、プロビタミンAとしての働き以外にも、がん、循環器系疾患、糖尿病などの生活習慣病の予防効果などの生体調節機能があることが明らかになっています。 *みかんの食べ過ぎ: 皮膚が黄色くなる柑皮症 「みかんを食べ過ぎると手が黄色くなる」でも結論から言うと、健康への害はありません。 みかんの色素はβ-クリプトキサンチンなどのプロビタミンA。すなわち油脂に溶けやすい「脂溶性」です。そのため、皮膚の表面近くにある体脂肪に溶け込むことで、皮膚が黄色く見えてしまうのです。 見た目で驚いてしまうかもしれませんが、柑皮症になったとしても、内臓など他の部位への健康に影響するような問題はありません。これといった治療法はありませんが、みかんのシーズンが過ぎてみかんのドカ食いをしなくなれば、通常の皮膚の色に戻っていきます。 他にも、プロビタミンAであることが多いオレンジ色の色素を多く含む、かぼちゃやにんじん、ほうれん草、オクラ、ブロッコリーなども食べ過ぎると柑皮症の原因になります。基本的にはオレンジ色の食品の食べ過ぎに気をつければよいのですが、過去に「焼き海苔」を食べ過ぎたことで柑皮症になったという事例もあるようですから、症状が出た場合には、特定の食品を食べ過ぎていないか確認してみるとよいと思います。 ただし、あまりに黄色が濃い場合は食品色素が溶けるための脂肪がたくさん存在しているという意味になります。場合によっては「脂質異常症」を疑う必要があるかもしれません。脂質異常症は生活習慣病の入り口として非常に怖い症状です。冬季にみかんを食べ過ぎて手が黄色くなった人は、健康診断などでチェックを欠かさないようにしましょう。 また、柑皮症と黄疸の見分け方ですが、眼球の白目の部分が黄色くなっているかどうかで判断できます。白目の部分が黄色くなっていなければ黄疸ではなく、柑皮症であることがほとんどです。しかし、特にお酒も好きだという場合は、念のため病院を受診するのがよいでしょう。