シンゴ旅日記インド編(83)我輩は牛でんねん シヴァさんの巻
我輩は牛でんねん シヴァさんの巻(2010年9月記) 何ですって? インドから日本に帰って来たヒトから、スーパー・ウィルスが見つかって、それはどんな薬にも抵抗力を持っておるってですか。ホ~ン。 そんで、その細菌の名前がNDM1ちゅうて、最初のNDがニュー・デリーの略やちゅうんですか、ホ~ン。 えっ、ヒトさんは昔からウィルスとの戦いやったんですか? ヒトがウィルスをやっつけようと薬を作ると、今度はその薬が効かんようなウィルスが出て来るちゅうんですか? ウィルスは何でも取り込んで生き延びて来たちゅうんですか、ホ~ン。 それやったらヒンズー教と同じようなモンでんな。 何でかですって。 知ってまっか、わずかに3500年くらい前やろか、インドの北からな、アーリアちゅうヒトたちがな、攻めてきたんですわ。 インドの北の方やちゅうてもな、今な、問題になっとるアフガニスタンかパキスタンあたりでっせ。 そのころのな、インダス川にはモヘンジョダロやハラッパちゅう大きな都市があってな、ドラヴィタと呼ばれるヒトたちがおって栄えていたんやて。 そやけどな、北から来たヒトに勝てんかったのですわ。 北のヒトは馬に乗ってはったし、鉄を作ってはったんで、南の農業やっとるヒトではチカラで勝てんのでしたわ。 南のヒトの使うとる動物は我輩ら牛でっしゃろ、そりゃ馬さんには負けますわな。 アカン、先祖さんの牛の悪口言ってもた、先祖さん、カンニンやで。 そんでドラヴィタさんたちな、もっと南へ、さらに南へと移りはったんですわ。 さらに西へちゅうたのは日本の昔のシンカンセンですってね。 すんません。話が飛んでもて。 アーリアのヒトたちな、バラモン教ちゅう宗教を持ってたんですわ。 バラモンですよ。シナモン、ゴエモン、ポケモンとちゃいまっせ。 そんなダシャレ言わんでもエエってですか?すんません。 その頃のな、バラモン教はお酒を飲んではったり、牛を神さんに祀って食べたりしてたんでっせ。 この話は止めますわ。牛を食べる話は、あっちゃに置いときますわ。 我輩な、牛の一族として食べられると思うとちょっとだけ気分が悪うなるんですわ。 そのバラモン教な、ヴェーダちゅう神話みたいな、宗教儀式を書いたようなモンがありましたんや。 そんでね、それには神に仕えるバラモンが一番エライって書いてあったんですわ。 カースト制度の始まりでんな。 そしてね、インドの東側のガンジス川の方までアーリアさんが広がってね、町が大きくなって行ったんですわ。 そうするとな、商売をするヒトが増えてきて自由にモノを考えるヒトが増えてきたんですわ、バラモンはおかしい、バカモンやないかちゅうヒトたちが出てきたんですわ。 えっ、そのシャレはおもろないってですか? すんません。(なんか今日は謝ってばっかしやな、我輩) それやったら、言い直しますわ、今から2500年くらい前にバラモンはアカンちゅう宗教が出て来たんですわ。 それの代表選手がゴータマ・シッタルダさんでんがな。 この人を知ったるだ?(アカン、またダシャレになってもた。オッサンが分からんうちに続けたろ)お釈迦さんやで。それでバラモン教が下火になったんですわ。 バラモンのヒトたちな、信者を取られてしまうんで、こりゃ、アカン、おマンマ食えんようになるちゅうことでな、こりゃ何でも取り入れた方がエエワちゅうことになってね。地場の神さんたちもどんどんバラモン教に取り込んで行きましたんや。 そうしてバラモンさんたちな、仏教の真似して牛を食べてはアカンて言い出したんですわ。 その頃でんな、インドラさんやブラフマンさんたちみたいなアーリアの元々の神さんが人気が無くのうてもて、シヴァさんとヴィシュヌさんちゅうアーリアでない神さんに人気が集中して来たんですわ。世代交代ちゅうやつでんな。 そんでバラモンさんたちな、お釈迦さんはホンマはヴィシュヌさんの化身やちゅう話も作りあげたんでっせ。 これ、ネツゾウでっせ。何でもありのマージャン・ゲームみたいなモンでんな。 えっ、何でそんなゲームを知っとるんやってですか? こう見えても何でも知ってるインテリでんがな、我輩。 日本の文化、風習、歴史、風俗をみんな勉強しましたで。 風俗の時が一番おもろかったですな。グフッ、フクワラ、ヨシワラ、オゴトでっしゃろ、あんさんのギフのヤナガセのカナズエンでんがな。 アカン、あの角のとこに我輩のヨメはんが友達と来たんのが見えましたがな。 話を戻しまっさ。 アーリヤのヒトって国は征服したけど、宗教は地場の神さんに征服されたてしもたんやね。そんでね、その頃からバラモン教やのうてヒンズー教って呼ばれるようになったんですわ。 紀元400年ころやろか、グプタ朝の王さんたちがヒンズー教を援助しはってな、ようけお金を寄付したさかいな、ヒンズー教がワーッて広まったんですわ。 でね、ヒンズー教にはキリストさんとか、モハメッドさんとか、お釈迦さんみたいな創業者がおりませんのや。 そんで聖書もコーランもお経もおませんのや。 さっきゆうたヴェーダちゅうもんがあるんやけどな、今のヒンズー教とは全く関係おませんのや。 そんでな、ヒンズー教のヒトたちな、なんか難しいこと言うヒトもおるし、おチンチンを祀るヒトもおるし、それね、リンガって言うんですわ。リンガでっせ。覚えといてくださいな。 そんでな、酒飲んだらアカンゆうヒトもおるし、逆にお酒飲め飲め飲めちゅうウタゲもあったそうですわ。 そしてね、ガンジーさんが言うとった殺したらアカンちゅうアヒンサーがあるかと思ったら、首からドクロ下げていつもイケニエを求める女の神さんもおりますのや。何でもありでっせ。いろんな神さんを取り入れてきたからでっせ。そんでさっきのヴェーダの次にな、プラーナいう物語見たいなモンがようけ作られてな、シヴァさんやヴィシュヌさんがどうしたって書かれておるんでっせ。 これって日本と同じやってオトンが言ってましたで、日本でもな、キキちゅう神話があるそうでんな。へぇー、コジキ、ニホンショキやからキキちゅうんでっか。 今やったら日本は経済と政治が危ないからセイケイ・キキでんな。 えっ、余分なこと言うなってですか?すんません。(アカン、また謝ってもた) そのキキな、神さんがどうやって日本を作らはって、その神さんがどうやってテンノーさんになって、そしていろんな国をやっつけてきたか、国を治めて来たかちゅうことが書いてあるそうでんな。 そんで最初の何人かのテンノーさんは実際におらへんかったそうそうやね。 ツジツマを合わせるためにつくられたそうでんな。 そんで神さんがな、国を作らなアカンゆうて、オトコとオナゴの神さんがアメノヌボコで海かき混ぜたら島が出来たんやて。(あれっ、これってヒンズー教の乳海攪拌と一緒やな、全く。乳海攪拌ゆうてもおっさんは分からへんやろうから説明するのは、あとにしとこ) そんでリンガみたいな柱な、アメノミハシラと言うんでっか、それをオトコとオナゴの神さんが回って手を繋いだんやて、そしたらな、一回目はな、オナゴの神さんが先に声を出さはったんやて、その時に何て言ったんかは知らんけどね。 そんでうまいこと国が出来んかったんやて、そんで今度はな、反対回りしてな、また手を繋いだんやて、そして男の神さんが先に声出したんやて、何て言ったんかは吾輩は知りませんがね。 何か明るい感じでエエね、日本のキキは。そんでアワジシマができたんやて。 アワジシマゆうたら渡哲也やがな、阿久悠でんがな、我輩なファンでんねん。 それに海原千里万理、妹の方な今の上沼恵美子でんがな。 ようしゃべりまんな、あのヒト。 大阪城と通天閣は自分のモンやって言うてまっせ。(アカン、また話がそれてもた。) そんでな、このキキちゅうお話な、次々と日本の国が出来て行ったんやて。 そやけどその時なオトンがマグワイって言っとったけど何のことやろね。 オトン教えてくれへんかったわ。あんさん、知ってまっか、えっ、知らんでエエってですか。まあエエわ、そんでな、そのころは神さんが空の上に住んでましてな、そのうちある神さんが地球に行きたいゆうたんやて、テンソン・コーリンやがな。 これな、まるでアムルタを天界で獲って戻るときにヴィシュヌさんと戦ったガルーダさんの話見たいやな。分かりまっか?分からへんてか? まあよろしおま。あと知ってまっか? ヤタガラスや、オオクニヌシや、イナバのシロウサギや、三種のジンギや言うて、キキって大スペクタクル・アドベンチャー&ロマン&サスペンス&コメディでんなあ。 スピルバーグさんと映画作ったら世界中できっと売れまっせ。 大もうけ出来まっせ。えっ、もうそれをもとに作ったってですか、ホーン。 何ですか?日本のキキの話はもうエエってですか? そんでお前はシヴァとヴィシュヌとどっちの神さんが好きやってですか? あんさん、それな、グモンでっせ。我輩な、こうみえてもな、シヴァさんファミリーの一員の子孫でんがな。 我輩な、シヴァさんに仕える一族のマツエイなんでっせ。 シヴァさんのブロマイドには我輩の先祖さんが必ず横にいてはるんですわ。 えっ、そんなに、ムキになるなってですか? ならんでかいな。乳海攪拌って知ってまっか?そんなの知らんてですか? バンコクの空港に飾ってあるそうやないですか? 我輩の先祖の最初の牛はそこから生まれたんですわ。 でもな、この話おかしいんでっせ。 シヴァさんのライバルのヴィシュヌさんの物語やのに、我輩らの先祖の始まりが出てくるんでっせ。何でもありでんな、まったく。 まあ、その話はな、山をスリコギにして海をこねて色んなものが出て来たっちゅう訳でんがな。 なんと、最初に出て来たんが牛、我輩たちの先祖さんやね。 これメス牛でんがな、そのメス牛さんとある仙人さんの間に出来たオス牛がシヴァさんの乗ってはるナンディンでんがな。 バンコクちゅうたらな、あんさん知ってまっか、タイは仏教の国や言いますけどな、タイの王様さんはな、ヒンズー教でんねん。大体名前がラーマて言いますやろ。 そやさい王宮のカザリなヒンズー教のモンばっかでっしゃろ。 仏教は平等でっしゃろ、そうしたら王様さんはショミンと同じになってしまいまんがな。 今度タイに行ったら、王宮をよう見て下さいな、ヒンズー教のモンばっかでっせ。 アカン、また話が飛んでもた。 シヴァさんな、インドの南の方で人気ある神さんですわ。 南インドな、女の神さんが多かったんでっせ。 そんでバラモンのヒトたちな、みんなシヴァさんのヨメはんやちゅうことにしてもうたんですがな。 そんで、あれですがな、あれ、ほれ、『踊るはマハラジャ』って映画知ってまっか? 話が飛んでるってですか? すんまへん、我輩な、この後にワイン・ハーフの会の寄り合いがありまんねん。 我輩は副会長ですやろ、それに今日はどうしても行かなあかん用事がありまんのや。 ほんでね、『踊るマハラジャ』でんがな、インドの有名な映画でんがな。 日本では『踊る警官』ちゅう漫画ありましたな。(また関係ないこことをいうてもた) そんでな、『踊る神さん』ゆうたらな、シヴァさんのことでんがな、その横で伴奏してるんがナンディンでんねん。 ナンディンてシヴァさんの運転手兼ミュージシャン兼プロデュサーでんねん。 インドでよく見るシヴァ・ナタラージャちゅうブロンズ像ありますやろ、あれなコビトの悪魔を踏ん付けて踊ってるシヴァさんでっせ。 えっ、おんなじように鬼を踏みつけている仏像が日本にもあるってですか?ホーン。 それにシヴァさんゆうたら破壊の神さんでっせ。 […]